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イベントレポ

PIST6(ピスト6)を現地観戦してきた話

PIST6(ピスト6)を現地観戦してきた話

どうも!今回は株式会社ミクシィTipstar(ティップスター)の運営するPIST6を現地観戦してきたので、観戦レポートを書いていきたいと思います。

最寄りは千葉駅

PIST6の開催されるスタジアムは、JR千葉駅の近くにあり、千葉駅からモノレールに乗ってもいいですし、徒歩でも全然歩ける距離にあります。今回は一緒に観に行く友人と徒歩で向かいました。

入口手前


もともとは千葉競輪場だったようで、千葉競輪場をきれいに改装し、ドーム型のスタジアムにしたとのことです。
スタジアム脇の公園からPIST6ののぼりが立っています。
今回は昼の部を観戦に行きました。12時開演で11時から開場しています。11時30分頃に会場に到着できるように向かっているのですが、我々以外にスタジアムに向かう人間はいません…本当にやっているのか少し不安になってきます。

立派なTIPSTARスタジアム


入り口にはチケットを確認するブースがあり、本日のチケットを所持しているか、スタッフの人に確認してもらいます。
事前に購入したチケットのQRコードを提示します。席の種類はいくつかあるのですが、一番安い2000円の席を予約しました。予約する際には2000円という金額に対して、「少し高いな」という印象を持ちましたが、すぐにその考えが改まることになるとは…
一番安い席が2000円のという金額なのですが、ゴール前やスタート地点の席も全然余裕で予約できました。今回はゴール前席を予約。最前列はプレミアムシートで通常の倍近い価格なので、プレミアムシートの裏の席を予約しました。

TIPSTARスタジアムに入る

そんなこんなで入り口で検温と手指消毒を行い、端末にQRコードをかざし、手荷物検査を受けて入場していきます。
缶やビンは持ち込めません。選手との距離が近いので危険防止の観点からだそうです。納得。

TIPSTARスタジアム内部はとてもきれい


驚いたのが建物が新しいので本当に全てが綺麗なところ!競輪場だった頃の片鱗は全くありません!千葉競輪場の頃に行ったことはありませんが…
パンフレット兼応援グッズを渡され、席に向かいます。

かっこいいアブジェ

館内にカッコいいオブジェなんかもあります。

いたるところにスタッフがいるので、席に迷っていると、側にいるスタッフが大体の席の位置を教えてくれます。小さな心配りがありがたいです。

入ってびっくり

スタジアム内に入ってびっくり、いたるところにレーザー照明が張り巡らされており、中央にはド派手なモニターが設置されています。これはもう競輪場という感じではありません…中央のアリーナ席は出入り自由で、通常席のチケットでも入ることができます。

アリーナではダンサー達が激しく踊る様子を間近で鑑賞することができます。ずっとアリーナ席で鑑賞している人もいました。

昨年オリンピックのトラック競技で見た光景に似ていますね。

席についてプログラムを確認

席についてプログラムを確認します。レースは6レースしかありませんが、インターバルではダンサーによるダンスやショーが行われるようです。お昼に入って15時前に終了だと、少しあっという間でさびしい感じはしますね。開演まで席で待ちます。

PIST6昼の部開演!

開演の時間になるとスタジアム内が暗くなり、激しいミュージックが鳴り出しました。光る自転車に乗った人が出てきたり、レーザー光線が暴れまわり、煙が出たり、火が出たりと、自転車の競技を見に来ているつもりでいましたが、全く新しい一つのショーを見せてもらいました。

火もドカーン!
司会のDJの人が開演のあいさつ

オープニングショーが終わると、司会の人より開演のあいさつがありました。館内の説明や応援のルール等について説明がありました。

レース開始前のカウントダウン

レース開始前は、レース開始のカウントダウンが館内のモニターに表示されています。事前の選手の人気についても発表がありました。

レース開始前のダンス

レースは毎回、ダンサー達によるダンスによって開始されます。1レース1レース、毎回異なるダンスだったので非常に手の込んだ内容になっていたと思います。

PIST6レーススタート

ダンスが終わると選手入場があり、スタートラインよりスタートとなります。選手入場も選手ごとに登場ポーズがあって面白いと思いました。レースは6週のトラック競技です。3週目までは先頭をペーサーが走り、4週目から戦いのスタートです。

選手が近い

間近でPIST6を観戦していて思ったのは、選手との距離がとても近いところだと思いました。本当に少し手を伸ばせば選手に触ることができてしまう位置を猛スピードで選手が走っているので、すごい迫力です。これまでいろいろな競輪場で何回も観戦したことはありますが、PIST6の迫力は段違いでした。

あと、競輪と競技が違うので、4週目からの展開が目まぐるしいように思います。PIST6は競輪でいうところの隊列、ラインを組まないので、各々の自力勝負になります。やはり先行が有利なようで、各々が先頭のポジションを狙おうとする先頭争いは、展開がポンポンと変わっていき、最後まで楽しめるレースが多かったように思いました。先頭が有利と思える一方で、試走で速いタイムを出している選手が直線ですごいスピードでまくって抜き去ったりするレースがあったりと、一筋縄ではいかない展開予想の楽しさもあります。

競輪で固いレースに起こりがちなサイクリングはまったくありませんでした。

食べ物もおいしい

場内には食べ物を購入できる場所がいくつかあったり、お酒を飲めるバーなんかもあります。せっかくなのでこの日はバーのフィッシュ&チップスを頂きましたが、普通においしかったです。

インターバルのファンイベント

インターバルのファンイベントでは、モニターに表示された観客にプレゼントがもらえる、という内容のものでした。応援グッズを頭の上に提示してアピールします。6名の観客に選手のサイン入り帽子がプレゼントされていました。

なんと!一緒に来ていた友人が見事当選!

たぶん渋谷海選手のサイン帽子ですね。おめでとうございます。

そんなこんなで、イベントとレースを楽しんだところで、昼の部の最終レースが終了しました。最終レース後はアリーナ席から、実際に選手が走っていたバンクを歩くことができる、バンクウォークを開催するとのことで、アリーナ席に向かいます。

勝利者インタビューもアリーナ席からであればかなり近くから見れそうです。次回はアリーナ席を拠点にしよう。

バンクウォークの入り口から入り、コースを1周できます。スニーカーのような普通の靴であればそのまま入ることができますが、ハイヒールのようなかかとのある靴だと、バンクを痛めてしまうため、入り口で履き替える必要があるようです。

バンクウォークが始まると館内が暗くなり、レーザー照明でライトアップされます。バンクウォークを一つのアトラクションにしてしまうこのやり方は流石だなと思いました。

バンクウォークを終えて、入り口のショップを眺め、その後帰路につくのでありました。非日常的な体験をできた、という満足感、充実感はとても大きかったように思います。

PIST6現地観戦をしてみての感想

今回初めてPIST6を現地観戦してみての感想を述べたいと思います。トータルで考えれば、とてもいい現地観戦でした。ぜひまた行ってみたいと思っています。

PIST6はギャンブルを楽しむというよりは、ショーを含めたエンターティメントを楽しむものだと思いました。当初はお金をかけることができる以上、当てたいな、儲けたいなという気持ちもありましたが、迫力のある演出やショーを見ているうちに、その辺のお金を儲けようという感覚はどこかに行っていました。

結果的には収支のほうもプラスで終わることができたのですが、勝てた、という気持ちよりも、いいものを観せてもらったという気持ちが上回っているので、ギャンブルの収支はあまり関係ありませんでした。

次回もいつか是非行きたいと考えていますし、行けばもちろんお金も賭けるんでしょうが、お金をかけることはPIST6においてそこまで重要ではないような気がしました。

そういった、いいことづくめのPIST6だったのですが、今回現地観戦をしてみて思ったのが、PIST6自体があまり盛り上がっていないことです。土曜日の昼の部だったからなのかもしれませんが、観客席はガラガラで、お世辞にも盛り上がっているとはいえない状況でした。また、TIPSTARでしか車券を購入できないせいもあり、1Rの売り上げがとても低いものとなっています。

これは当日の2Rのものですが、一番売れている3連単でも3000票しか入っていません。2車複にいたっては130票ですからね…

PIST6は実力がそのまま結果になりやすい競技であるため、あまり荒れないことが特徴でもあるのですが、一部のギャンブラーにとってはPIST6は荒れない配当が安いつまらないギャンブル、というイメージが先行してしまっているのではないでしょうか。

固く決着しやすいため、荒れないギャンブルであることは仕方ないのですが、もう少し売上が上がらないとやっていけないんじゃないかなと心配になりました。新しいスタジアムや、最新の設備、運営スタッフの人数、ダンサー等々、要所要所にとてもお金がかかっているような印象を受けました。今の観客、今の売り上げだと、維持していくこともかなり厳しいんじゃないかなと思います。

みんなPIST6現地観戦に行こう

わたしも正直千葉に行くまでに片道2時間近くかかるので、そんなに気軽にはいけないのですが、今後も現地観戦は続けたいと思います。

皆様もぜひ一度PIST6を現地観戦してみることをお勧めします。競輪ではない一味違ったエンターティメントを楽しむことができますよ!